私はフランス人に「キミは日本人よりもフランス人っぽいよね」とよく言われます。私からすると「何が?」って
思っていました。

ですが昨日その「日本人らしさ」と「フランス人
らしさ」について、色々と友人達と話しあったのですが
行き着いた結論は「ノンと言わない、言えないのが日本人」。

話の中で多くの日本人の友人を持つフランス人が典型的な
例を披露してくれたのですが、

例えば彼が友達と「ちょっと久しぶりに話しでもしたいからさあ、君んちにちょっと寄ってもいい?(もしくはカフェで会わない?)」と声をかけた際、

「うーん、そうだねえ。いいかもねえ・・・」と
答えていいのかどうか、わからないけど、多分断られて
いるのか・・・?「いやならいやでちゃんと断ってくれー」
と言いたくなるのが日本人。

「Ah,non,ça me fait chier」(え、やだよ。迷惑かも。)
ていうのがフランス人だとか。
(でも、この答えはちょっと極端で
フランス人でさえも引きますが・・。笑
あくまで極端な例ですよー)

そこから考えると、どうも私は昔から嫌なことは「イヤ」という方針だった。それが日本では「わがまま」?と捉えられて
いたようだけど、これは捉え方の違いだと思う。

日本人は他人を尊重する方法を「他人と同調する、自分を犠牲
にする」という方法をとります。
しかし欧米人は「自分が本当に楽しめ、それをお互いに共有できること」という考え方です。

どちらが良いとか、悪いとかの話ではないですが、
(上記の例でもわかるように、場合によっては日本人
独特の気遣いさというのは素晴らしい文化だと思うし)

この違いを理解していくことが、真の意味での国際化が
実現していくんだろうなーとしみじみ考えさせられ
ました。