フランスでは本日11日の15時から、7日のCharlie Hebdo社の襲撃事件を受けて
パリ&フランス全国で大規模なデモ行進が行われようとしています。

フランス、オランド大統領を筆頭に主要政治家、各国首脳までも参加しての
デモ行進。
これまでここまでフランス国民が一致団結したイベントは、なかったのではないでしょうか?

歴史にも残るであろうデモ行進に私も参加してみようかと、ちらっと思いましたが
私は・・・行きません。

どうしても今回の事件が政治的に利用されているように見えてしまうからです。

勿論、今回の事件で犠牲になった方々の事を思うととても悲しいです。
表現の自由を守ろう、デモに屈しない決意をしよう、という主旨には賛成します。

ただこの数日間の動向をみていると、その本来の主旨から外れて、
色々なものを混同して騒いでいる人も多いのも事実。

こういった襲撃事件は今までにも何度も起こってきました。
でもなぜ今の時期なのか、
なぜ何も証拠がないのに、すぐにイスラム過激派のテロと決めつけられたのか、
(そしてすぐにオバマ大統領も強調するように支援表明をしたのか)
なぜプロとして軍事訓練を受けたとされるテロリスト(?)
が身分証明書を携帯して犯行に及び車に残したのか、
なぜ、各種放映されたビデオが短時間の間に修正されたのか・・。

色々な疑問は残っているのに、そこに目を向ける人達は少数派です。

パラノイアになるべきではありませんが、
色々な検証をしていく重要性はあるはずなのに、
そういう検証をする人達に対しても攻撃がされています。
(実際、Facebookで知らない人から私も「これは陰謀だとか思ってはいけないよ。そんな事
絶対に有り得ないから。」と、攻撃ではないですがメッセージをもらいました。」)

「表現の自由」を唱えるのであれば、自分たちが考えている事以外の
思想をもつ人々を非難するのもおかしい。

ただ多面的な面から1つ1つ検証していく。
そして、自分の行動、思想は自分で決めていけばいい。

色々な考え方があっていいと思うのですが、決して
「TVがそう言っているから」
「有名人がそう言っているから」

というのに影響されて行動だけはしたくないと思いますし、
この他人の行動に影響されずに、色々と検証していくという
考え方こそがまさに
Charlie Hebdo 紙のコンセプトであるのを
忘れてはいけないと思います。

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