フランスの教育システムで良いと思うのは、自分の専攻とは全く関係ないプログラムが
様々な分野の教養を深める為に、ほとんどが追加料金無しで受けられるということ。
(もし別途お金がかかるプログラムも、かなりの格安。)

ただ、もちろん一見趣味の内容に見えても、そこはちゃんと学問として理論を中心に学びます。
スポーツプログラムの中で、時間の都合が合わず申し込みを断念しましたが、
筋力トレーニングのプログラムの説明には「毎回ノート持参のこと」との明記があり、
例えば、どのようにトレーニングすれば効果的か、とか、身体的にどのような
影響や機能と関係するのか、といったことを学ぶようです。

私は昨年は表現を豊かにするために発声トレーニングの授業を受けましたが、
最近はワインに関する授業があったので、受けています。
私が通っている大学には薬学部があり、そこで生物学に関する先生方が講師というだけあり、

最初はブドウの品種や植物の形態学の説明から入り、ワイン造りの説明でも
どのような酵母や微生物が使われているか、などの説明が中止。

昨日の授業ではワインを試飲する際、どのように脳の仕組みと関係しているか、などの
説明があり、まさに昨年から勉強している脳の仕組みと完全にダブっていたので、
驚きました。
ワインの授業風景

友人に「ワインの授業をとってるの!」と言うと、驚かれますが
ちゃんと学問として勉強しています!笑

このように、フランスではその気さえあれば、体系的に様々なことが格安で勉強ができる機会が
与えられているのは、大きなメリットですね。
(⭐️教育費用は格安ですが、そのメリットを享受する為に、莫大な税金と社会負担金を支払っている、という現実が
ありますので、だからフランスは住みやすい、とは言えないのですが・・・苦笑)

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