フランス生活も4年目。
パリにも何度か行ってるし、会う人会う人親切な人ばっかりだったので、油断していた瞬間でした。
財布、スラれました。。゜(T^T)゜。
中にはクレジットカードも兼ねた銀行カードと
普段使わないので気にしてなかった、日本円などの
現金(ユーロでは絶対に持ち歩かない金額・・帰国用でした)が。
銀行カードは一枚は会社用だったので、もうショックです。
メトロの改札を通る時に何かブロックされて通れず、
後ろの人が無理に通ろうとしてたので、
チケット無しで通ろうとしているのかと、思っていたら
それがスリでした。
おかしいなあ、と思って後ろを振り返るとのっぽの黒人が
「pardon・・・」と気まずそうに笑っている。
顔見知りのトゥールのSDFと似ていたので、あれ知ってる人かなあと思ってそのままやり過ごしてしまいました。
でも、状況がパリ、メトロということですぐにカバンを
調べると財布が無い!!!!
その後メトロの人に被害届けをどうすればいいかと聞くと「LES HALLESに行けばその前にポリスがある」と言われそこにいくとそこは大きな駅。
わからなーい!
4匹のわんちゃんを連れた70歳くらいのマダムに聞くと
「ここはいくつか駐在所があるし、どこで受け付けてくれるかわからないわね。私が一緒についていってあげる!」と
言われて案内される。
でも一つ目の駐在所では「ここはそういうのは受け付けてないよ。」ここから500mぐらい離れたあっちでやってるからソコ行ってね。」で、次の駐在所。「いや、ここでは受け付けてないよ。メトロで被害にあったのだったら、メトロだよ。」
なにをーーーっ!!!さっき、こっちって行ってたじゃないか!!!
一緒についてきてくれたマダムも大怒り。
「これがフランスの役所の怠慢よ!そう言うかと思ったわ!!」
皆さん、同じ被害にあわれているようです。苦笑
挙句の果てに「君、TOURSに住んでいるんだったら、明日の朝TOURSのポリスで被害届けだした方が早いよ」と。
なんだと!それを早く行ってくれればすぐに帰ったのに!
くたびれ損でした。
最後にもう帰ろうと思ったら、マダムは「ちょっと待って
一つ目のポリスに言いたいことがある」とそこへ立ち寄って
「さっき、あんた達が向こうのポリスに行けと行ったから
私達は行ったのに、そこでは無理だったわよ。どういうことよ」と文句を言ったのですが、
答えは「ああ、あの人は新人だからまだあまりわかってないのよ。」と。
ものすごくこのやり取りだけで疲れてしまいました。
スリや強盗が日常茶飯事なパリ。
皆さんも十分気をつけてくださいね。
私は今回財布を盗まれたけれども、ナイフを突きつけられた
わけでもなく、殴られたわけでもなく
また知人のカメラマンから借りたカメラも持っていたのですが
それらは無事だったので
まだいい方だったと思います。
また、今回のマダムのように親切な人も沢山います。
こういう状況が起こることを想定して、その後どう対処して
いけば良いのかをしっかりと準備しておくことが
大事ですね。
(銀行カードを差し止めるのにどこに電話すれば良いかとか
緊急の時に頼れる人や機関の情報を手元においておくとか)