実はトゥール市の広報誌 Tours Infos 11月号の裏表紙の全面に私のインタビュー記事が載りました。
日本一時帰国直前だったので、今頃になってお知らせをば。
市の広報誌は市の全家庭、行政機関や公共機関に配られる恐らくトゥール市で最も読まれている媒体なので
新聞記事に載るよりもインパクトがあります。
しかも裏表紙だし、月刊誌なので多くの人に目に触れる機会が最も多い・・。
このインタビューを受ける事になったのは、本当に偶然でラッキーでした。
実はこの広報誌の記事を担当しているジャーナリストさんが、私の知人である社会学者さんに
「トゥール市について、ちょっと変わった視点で語ってくれる人知らない?」と相談した所、
その知人はすぐに私の事が頭をよぎったそうです。
確かに、私はトゥール市を中心としてロワール渓谷地方のプロモーションをフランス人向け、及び
日本人向けに行っているので、常日頃からこの地域の良い点とか裏事情、歴史までフランス人以上に
勉強して熟知しています。
・・・でインタビュー当日。
ジャーナリストさんは
「じゃあ、まずは君の生い立ちからフランスに来るまでの経緯まで話してくれる?」
と切り出されて・・・。
えっ、お、生い立ちですか~???
ということで、そんな所から話を始めたのでトゥール市に対する意見はどこへやら。
終始、私の人生哲学論で2時間ほど語っていました。
家庭環境の事とから少し始まって、どのように考えながら日本で生活してきたか、そしてフランスへ来たかなど
このブログの過去の記事で語っているような事と同じような事を話しました。
印刷されるまで、この業界では非常に珍しくジャーナリストの方が「こういう記事で良いか確認をとってくれるか」
と記事を送ってくれたんですが、これがまたこの業界ではありがちな
「そんな事言ってないよ。」という事がちらほら。笑
サトガエリ、とかゲンジボタル、とか日本の有名な詩人リョウカンがこう言っていた・・とか
いかにも「僕、日本文化勉強しちゃってるんだもんね。」の意気込みが見受けられます。爆
記事の内容があってるかどうか、と聞いてきているのでまともに
「あ、これ違います。」「そんな事いってません。」「これ訂正してください。」
と申し立てても、見事に 無視。
記事自体は良い様に書かれていて詩的な文章なので、それはどうしても譲りたくなかったみたい・・。
変えてくれないんだったら、「原稿みてくれ」って言うなーっとつぶやいてしまいました。
しかし、一番笑えたのは最後の段落。
インタビューの最後にて「で、今後フランスで結婚して家庭を築いていくおつもりなんですか?」の問いに
「あ?・・なんと・・? はあ、結婚っすかー。いやーしたくないわけじゃないんですけど、
そういや考えた事なかったなー。」って
答えた私にびっくり仰天したジャーナリスト。
マリの考え方は日本を代表する詩人の一人である良寛が「明日?次の日?誰がそんな事わかるってんだ?
僕たちは今日に酔っているんだ!」とほぼ同じような事を言っている。
と締めてたんですが・・・。
良寛、そういえば学校で習った事あるけどどんな人だっけ???と調べてみると・・
良寛(Wikipediaより抜粋)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
無欲恬淡な性格で、生涯寺を持たず、諸民に信頼され、良く教化に努めた。良寛自身、難しい説法を民衆に対しては行わず、自らの質素な生活を示す事や、簡単な言葉(格言)によって一般庶民に解り易く仏法を説いた。その姿勢は一般民衆のみならず、様々な人々の共感や信頼を得ることになった。
戒律の厳しい禅宗の僧侶でありながら般若湯(酒)を好み、良寛を慕う民と頻繁に杯を交わした。
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・・って、良寛さん、人生のみならず、実際毎日酒のんで酔ってましたから~っ!! 苦笑
ま、そんな事でフランス語わかる方でお時間ある方は読んでやってくださいまし。
日本語訳は・・・気になる方は直接聞いてくださーい。汗
・・・また頑張って訳す様にしまーす。