実は先日パリのラジオで少しだけ喋って欲しいとの依頼ががありまして。
電話でのインタビューという形でしたが、「日本とフランスの遺産相続の違い」などを
テーマに話をしました。
結果的には、インタビュアーの人があまりにも先入観の塊で(苦笑)
調べた内容の半分も喋らず、日本社会問題&日本人女性の
家庭や社会での立場について話したのですが、
結構日本とフランスの遺産相続の違いについて調べてまとめたので、
ここでみなさんにも共有しようと思います。
まず、 最初になぜ相続についての話で依頼がきたんだろう?と思ったけど、
最近ジョニー・アリデイ氏の相続が話題になってたので、
「じゃあ、他の国ではどんな感じか聞いてみましょー」というノリで来た話かと思われますw
=ジョニ=・アリデイ氏の相続の話題とは?=
ジョニー・アリデイ氏がアメリカにも住んでいたので、アメリカの法律に則って遺言状を書いて
先妻の子供には一切遺産が渡らないようにして、後妻に全て遺産が行くように
していたもので、遺産相続がそれによって行われようとしたけれども、
先妻の実子たちがそれを知って、訴えを起こしたというもの。
フランスでは遺言状に関係なく法律が優先されるので、
どちらの法律を適用するのか・・・?という話題でした。
では、日本とフランス間の遺産相続の違いは?
簡単に言うと、日本もフランスも基本的には配偶者半分、その残りを子供達で分け合う、
となってるのですが、日本は遺言状があれば、遺言状が優先される、と言うところにあるみたいです。
また日本は裁判所を通すことは珍しいらしく、基本は家族で話し合ってねー、と
なるようです。
裁判所を間に入れることが珍しく、家族間で話し合うことが基本になるのであれば、
そういう点ではフランスよりも複雑と言えるかもしれません。
フランスは法律でかなり細かく決められているでそれらに沿いながら、
家族で話し合う・・ということらしいで、そういう意味ではある意味事務的なのでしょうが、
問題はフランスは複合家庭が多いのでそういう意味では日本よりも複雑なのでしょう。
何れにしても、フランスはこう!日本はこう!と簡単に言い切れるものではなく、
あくまでその家庭、家庭で事情が違えば条件も違うというのには
変わりありませんね。
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こんにちは。
> 「日本もフランスも基本的には配偶者半分、その残りを子供達で分け合う、となってる」というのは誤りで、フランスでは配偶者に、相続する権利は基本的にはありません。遺言に唄っていないと配偶者は財産はもらえません。
これは夫婦財産別産制の場合かと思います。その場合は、特別に配偶者に相続をすると
明記する契約書を作成する必要がありますね。
ちょうど、先ほど記事の続きをアップしたところですのでご覧頂ければ
幸いです。
http://franceacces.blog57.fc2.com/blog-entry-467.html
ちなみにフランス語で確認したソースはこちらで、こちらにもはっきりと配偶者は相続する権利が
あると書いていますよ。
https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F2529
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「日本もフランスも基本的には配偶者半分、その残りを子供達で分け合う、となってる」というのは誤りで、フランスでは配偶者に、相続する権利は基本的にはありません。遺言に唄っていないと配偶者は財産はもらえません。